FAQ & Errata

FAQ

データのダウンロードと利用方法などに関するFAQ


Q.DIASからのダウンロード以外にデータの入手方法はありますか?

A.ありません。

Q.領域気候モデルの座標系について教えて下さい。

A.投影図法は「ランベルト正角円錐図法」です。
格子数は本来は191×155ですが、gradsで描画するために
PDEFを使って321×205格子に見せかけています。

正確な緯度経度が必要な場合には、
地形ファイル(topo_essp20.dat, topo_essp20.ctl)の
データをご利用ください。

Q.全球モデルに与えた海面水温と海氷のデータについて教えて下さい。

A.全球月平均値 2 次元データ(sfc_avr_mon_XXX_yyyymm.grib)
の中にTGEF(Effective Ground temperature)という変数があり、
(少しわかりにくいですが)これの海上部分がSSTに当たります。
また海氷分布は同じデータのAICE(Area fraction of Sea Ice)です。
海陸分布データはTopogRatiol_gsmuv_TL319 の ratiol で、
0.45以下のグリッドが海、0.45を超えるグリッドが陸です。

Q.データを取り扱うのに必要なソフトウェアについて教えて下さい。

A.wgribやFortran/Python等をを組み合わせる方法もありますが、
データ形式や座標系の変換を意識しないで済む GrADS が便利です。
インターネット上でお調べ下さい。

なお、DIASで開発された[d4PDFダウンロードシステム]をご使用になれば、
バイナリ形式でのダウンロードも可能です。
ご不明の点や技術支援のご要望等は開発元までお問合せ下さい。

Q.d4PDFダウンロードシステムの(Original)と(Subset)の違いは?

A.Originalのデータ形式は、利用の手引きの第4章に記載されたものです。
一方、Subsetからは、希望する変数や、水平領域、高度レベル等を
抜き出してダウンロードすることができます。
Subsetを用いた場合、データ形式は4-byteのバイナリに変わります。

Q.極端現象を抽出してダウンロードするデータベース検索システムは
ありませんか?

A.SI-CAT気候実験データベースシステムをご利用になれます。
DIASのアプリケーションとして公開されておりますので、利用方法についてはリンク先を御参照下さい。

Q.領域モデルの3次元データを取り扱うには?

A."d4PDF_RCM (Original)"よりデータをダウンロードして、サンプル
プログラムの中に含まれるout3d.f90という3次元データを読むための
プログラムを参照して下さい。

Q.d4PDFのロゴを使いたいのですが?

A.出典(http://www.miroc-gcm.jp/~pub/d4PDF/)を記載して
頂ければ問題ありません。
 
 

商用利用に関するFAQ

   
Q. 商用利用できますか。 

A. 可能です。以下 URL のデータポリシーを遵守してご活用ください。 
http://www.miroc-gcm.jp/~pub/d4PDF/img/d4PDF_Data_Policy_20180820.pdf 
 
Q. d4PDFのデータ解析結果を、文章や画像、動画としてウェブ公開すること はできますか。 

A. できます。その際に出典を明記するように御願いします。 
 
Q. d4PDFのデータを加工した情報 (数値データや情報) は、第三者に有償で提 
供可能ですか。 
 
A. 可能です。この場合にも出典を明記するように御願いします。なお、加工 
物によって生じた損害について当方では一切責任を負いません。 

Q. データポリシーにある利用規約の4項については、商用利用の場合にはどの 
ように対応すれば良いですか。 

A. 推奨事項になります。d4PDF の加工物をどのような対象者にサービスした 
のかについての情報をお知らせ頂ければ、当方にとって大変有益です。また、 
データを使用した感想や不具合についての情報もしかりです。報告様式等は特 
に定めておりません。 
 

Errata

#### 全球モデル ####
2018/11/15:
利用者からの指摘で下記のファイルが壊れていることを確認しました。
対策:正しいファイルに差し替えました。
  • HPB_m026
    atm_24levs_snp_12hr_2.5deg_HPB_m026_198508.dr
  • HPB_m081
    atm_24levs_snp_12hr_2.5deg_HPB_m081_198608.dr
  • HFB_4K_MI_m106
    atm_24levs_snp_12hr_2.5deg_HFB_4K_MI_m106_210611.dr
  • HFB_4K_MP_m115
    atm_24levs_snp_12hr_2.5deg_HFB_4K_MP_m115_210307.dr

  • 2017/09/26:
    利用者からの指摘で下記のファイルが壊れていることを確認しました。

    対策:正しいファイルに差し替えました。
  • HFB_4K_GF_m101
    atm_anp_6hr_1.25deg_HFB_4K_GF_m101_210012.dr
    atm_anp_6hr_2byte_HFB_4K_GF_m101_210012.dr
  • HFB_4K_HA_m114
    sfc_snp_6hr_2byte_HFB_4K_HA_m114_205904.dr
  • HFB_4K_MI_m112
    atm_snp_6hr_1.25deg_HFB_4K_MI_m112_210905.dr
    atm_snp_6hr_2byte_HFB_4K_MI_m112_210905.dr
  • HFB_4K_MP_m104
    atm_snp_6hr_1.25deg_HFB_4K_MI_m112_210307.dr
    sfc_snp_6hr_2byte_HFB_4K_MI_m112_210307.dr
  • HFB_4K_MP_m113
    atm_snp_6hr_1.25deg_HFB_4K_MP_m113_205704.dr
    atm_snp_6hr_2byte_HFB_4K_MP_m113_205704.dr
  • HFB_4K_MP_m115
    atm_snp_6hr_1.25deg_HFB_4K_MP_m115_210307.dr
    atm_snp_6hr_2byte_HFB_4K_MP_m115_210307.dr
  • HFB_4K_MR_m102
    atm_snp_6hr_1.25deg_HFB_4K_MR_m102_207108.dr
    atm_snp_6hr_2byte_HFB_4K_MR_m102_207108.dr
    sfc_snp_6hr_2byte_HFB_4K_MR_m102_207108.dr
  • HPB_m027
    atm_snp_6hr_1.25deg_HPB_m027_199801.dr
    atm_snp_6hr_1.25deg_HPB_m027_199801.dr
    atm_snp_6hr_2byte_HPB_m027_199801.dr
  • HPB_m036
    atm_snp_6hr_1.25deg_HPB_m036_198712.dr
    atm_snp_6hr_2byte_HPB_m036_198712.dr
  • HPB_m063
    sfc_snp_6hr_2byte_HPB_m063_198210.dr
  • HPB_m081
    atm_snp_6hr_1.25deg_HPB_m081_198608.dr
    atm_snp_6hr_2byte_HPB_m081_198608.dr


  • #### 領域モデル ####
    2020/03/25:
    領域モデル内で海氷の影響が含まれていないバグがありましたのでお知らせします。特に北海道のオホーツク海側の気温などに影響が出ている可能性があります。この影響については現在調査中です。

    2017/09/20:
    熱力学関連2次元データ(ph2m_XXX_yyyymm.grib)について、土壌の飽和度(W_G1、W_G2)は使用不可、の記述追加。これらには初期値が入っており時間変化していないため。

    2017/04/21:
    GrADSでpdefパラメータを使用して風ベクトルを描画する場合、正確には表示されないことが判明しました。解決方法として以下の二つが挙げられます。

    (1) pdefを使用しないで描画
    この場合、ctlファイルにおいて、
    PDEFの行を削除すると共に
    XDEF=191, YDEF=155
    等としてください。

    例えば、
    XDEF 191 LINEAR 1 1
    YDEF 155 LINEAR 1 1
    と記述すると描写できます。ただ、gradsの緯度経度とは一致しないのでご注意ください。

    (2) 風速データを東西風、南北風に変換した上で、pdefを使用して描画
    (参考)
    各格子点(経度: λ)における風の変換方法


    2017/01/13:
    全4度昇温実験(HFB_4K)対象
    土壌関連データ(sib_XXX_yyyymm.grib)について、2100年を閏年として処理したために、誤って2/29があるだけでなく3/1~8/31のデータが1日ずれていることが判明しましたので、正しいファイルに差し替えました。影響するのは、各実験の2099年のディレクトリにある以下のファイルです。
    sib_XXX_210002.grib、sib_XXX_210002.idx
    sib_XXX_210003.grib、sib_XXX_210003.idx
    sib_XXX_210004.grib、sib_XXX_210004.idx
    sib_XXX_210005.grib、sib_XXX_210005.idx
    sib_XXX_210006.grib、sib_XXX_210006.idx
    sib_XXX_210007.grib、sib_XXX_210007.idx
    sib_XXX_210008.grib、sib_XXX_210008.idx

    2016/07/21:
    HPB_m010の地上大気データ・熱力学関連2次元データ・土壌関連データのGrADS ctlファイルについてxdef & ydefパラメータの誤りを修正。

    2016/07/15:
    大気3次元データの時間間隔に関する記述に誤りがありました。1時間は誤りで、正しくは6時間です。サンプルプログラム添付のGrADS ctlファイルについても同様に時間間隔の記述に誤りがあり、”tdef”の行の”60mn”は誤りで、正しくは“6hr”です<(2016/07/15 19:59JST修正済)。

    2016/05/26:
    地形データ(topo_essp20)を除く全てのgrib1形式データのGrADS ctlファイルについて、pdefパラメータに誤りがあることが判明しました。ファイルの修正作業は2016/5/25 20:30に完了していますので、これ以前にデータを入手した方は、下記のpdefパラメータを修正したうえでご利用下さい。

    この誤りの影響で、GrADSにてデータファイルを読む際に0.2度格子に内挿されるデータが1格子分ずれてしまいます。具体的には、ctlファイルのpdefパラメータが以下のように間違っていました。

    正:pdef 191 155 LCCR 35 135 97 77 30 60 135 20000 20000
    誤:pdef 191 155 LCCR 35 135 96 78 30 60 135 20000 20000

    (6番目と7番目の数値の違いに注意)

    この問題はGrADS ctlファイルに原因がありますので、データファイル自身(およびGrADS idxファイル)には問題はありません。すでにGrADSを用いて何らかの解析・変換処理を実施している場合、出力データの空間情報が本来のものからずれているので、最悪再計算をして頂く必要があります。本件は昨年末の段階でデータをダウンロードした利用者から指摘があったのですが、関係者内で情報が共有十分にできておらず、ミスを修正するのが大変遅くなってしまいました。申し訳ありません。


    文責:荒川 理(ARAKAWA Osamu) d4PDFプロジェクトデータ公開担当